ロッシーニの「未出版宗教作品全集」3枚組を購入しました。
最初の作品はなんと16歳の時のもの。
年代順に収録されているわけではないですが、作曲年表記あり。
正直16歳のときの「クレド」を聴いたときは「これは外れだったか」と
感じましが、2年後の「グローリア」では
もうすでに私たちの知っているロッシーニ 。
なんという上達スピード。やはり彼は紛れもない天才だということでしょう。
なお、「未出版」 の全集なので、グローリア・ミサや、
有名なスターバト・マーテル、小ミサ・ソレムニスは収録されていません。
が、それらはすでに手持ちですから好都合でした。
ロッシーニは今年に入って、ほぼ全部のオペラ(別バージョン含む)を
聴いてきたのですが、彼はセリアにおいてかなりいろいろと
野心的な先進的試みをしているのに、いまだブッファの作曲家と
考えられているのは残念です。
もっとも、オペラ愛好家の間では毎年のロッシーニ・フェスティバルが
いわばバイロイト音楽祭と並ぶイベントになっているので、
私もようやくロッシーニの才能を痛感しているのも
遅きに失した感はありますが。
いずれ今積極的に聴いているドニゼッティとともに、
このブログでも私なりにまとめてみたいと思います。
今日のところは、「栴檀は双葉より芳し」ということの報告ということで。
0 件のコメント:
コメントを投稿